ポトラックと共食

コミュニケーションで大切なポトラックと共食について

ポトラックと共食

ポトラックは、海外でよく行われている、料理を持ち寄って行う、カジュアルなパーティです。友人同士がお互いの家に、招いたり招かれたりして、ソーシャライズ(社交)を楽しみます。これからの時代、コミュニケーションの大切さが見直される時がきています。そのコミュニケーションに大切な「共感」、共感の中で、分かりやすいのが「共食」です。みんなで一緒に食事をして、楽しむ。あいむほーむでは、このためのポトラックを広げていきたいと思います。

共食の時代

右の本は、もう、20年ほど前に買った本、「狂食の時代」です。
世の中に出回っている、恐ろしい食品のことが書いてありますが、20年経った今、状況は、当時より悪くなっていると考えるのが良さそうです。マーケット、コンビニには、恐ろしい食品が、いっぱい並んでいます。左の本は、ゴリラの研究でお馴染み、京大総長の山極さんが書かれた、「スマホを捨てたい子供たち」です。ここで、書かれているのは、人間が、コミュニケーションを取れなくなってきているということ。これを改善する方法の一つとして、山極氏は、共感を持つことが大事とした上で、その中で、一番身近で大切なものとして「共食」を提言されています。

同じ釜の飯を食べるという言葉があります。一つ屋根の下で、一緒に食事をすることで、共感が生まれるというものです。

ポトラックのあり方

私たちは、ニュージーランドでポトラックというものを数多く体験しました。みんなが料理を持ち寄って、楽しく集う。お互いの自宅に人を招き、交流を深めようというものです。どんな料理を持っていくかは、全く自由。料理が得意な人も、そうでない人もいますが、それは、お構いなし。ニュージーランドでは、ポトラックは、基本、夫婦一緒に参加します。また、小さな子供は、同席しません。そして、ポトラックが終われば、後片付けは、みんなでする。これがポトラックの基本です。日本では、まだ不慣れな人も多いかも知れませんが、私たちは、これを広げたいと思っています。