竹炭のある暮らしは有機生活
竹炭は、今は、誰でも知っている存在になりましたが、竹炭の歴史は、木炭ほど古くはありません。しかし、どう言う使い方がいいのかについて、詳しく知っている人は、それほど多くないのではないでしょうか。ここでは、竹炭の基本的な使い方について書きましたが、実際使ってみれば、いろんな発見があると思います。
竹炭の最もポピュラーな使い方は、水の浄化でしょう。水道水は、微量とはいえ、塩素という猛毒が入っているのですから、一生飲み続ければ、体に良くない影響があります。竹炭を水の中に入れるだけで、塩素は無くなります。ワインの中に竹炭を入れれば、酸化防止剤などの化学物質も除去することができます。水の中には、2、3ヶ月入れっぱなしでも大丈夫です。


食べ物と一緒に、竹炭を置くと、保存期間を長めることができます。豆腐を冷蔵庫に保存する時も、容器の中に竹炭を入れることで、長持ちさせることができます。同じように、人間も、竹炭をそばに置いたり、肌に身につけたりすることで、癒し効果を得ることができるようです。試してみてください。竹炭を磨いて、ペンダントにして、身につけるのも、一つの方法ですね。
家の床下に、炭を敷き詰めることを「敷き炭」といいます。木炭を敷く人もいるし、竹炭を敷く人もいます。竹炭には、除湿や消臭の効果もありますが、それよりも、竹炭の持つヒーリング効果が、家の中に働き、体調が良くなったり、よく眠れたりします。竹炭の持つヒーリング効果については、遠赤外線などで説明されているものもありますが、実際には、科学的説明は、十分なされているわけではありません。


炭のヒーリング効果については、前述の敷き炭のところで書きましたが、これを、空間の4隅に施すことで、その中のエネルギーが上がるという考え方があります。いわば、炭で結界を張ることになるので、これを私の竹炭の先生は、「炭結界」と呼んでいました。私も、自分でベッドを作った時に、ベッドの中の4隅に、竹炭を組み込んで、ベッド全体を炭結界にしました。実際に、よく寝れましたという評価も何人の方々からいただきました。
竹炭には、解毒作用があります。食中毒の時など、竹炭をそのまま飲むだけで、解毒作用がありますが、もう少し別の方法もご紹介します。竹炭の製品の中に、「竹酢」という液体と、竹炭の粉があります。例えば、蜂や毒虫に刺されたとき、竹酢と粉を同時に飲むとともに、竹酢と粉を混ぜてペーストを作り、それを患部に塗布します。これだけで、回復は格段に早くなります。マムシなどの被害の場合は、これだけに頼らず、医者にかかることをお勧めします。

