ニュージーランドの有機生活庵「あいむほーむ」では、「有機生活楽習宿」というプログラムを実施していました。ウーフ(WWOOF)と呼ばれるものが、世界にありますが、労働を提供する代わりに、宿泊や食事を得て、現地体験をするエクスチェンジ・プログラムです。日本にもあります。あいむほーむでは、単なるウーフではなく、1週間のプログラムで、日本からのワーキングホリデーを中心とした3人程度の単位で参加してもらい、野外作業なども体験してもらいますが、みんなで、有機生活に関する勉強会をしていました。昼食、夕食は、みんな一緒に食べるので、その時にも、いろんな話が飛び出しますが、毎晩、夕食が終わってから、2〜3時間、いろんなテーマで話をします。深夜まで、話し込むこともありました。
テーマは、食や農など有機生活の中心にとどまらず、健康と医療の関係、人間の命と精神性、それに世の中がどのように動いているか、という話もします。お金のシステムのこと、情報のこと、マインドコントロールなど、一見有機生活とどういう関係があるのかと思ってしまうようなテーマも話をします。なぜかというと、これらは、全てが密接に結び合っているからなのです。なぜ、病気になるのかは、食べ物や健康のことだけでなく、人間の命とは何か、医療ビジネスのあり方、など、いろいろな角度から知っている必要があるからなのです。
この「有機生活楽習宿」に参加してくれた日本の若い人たちとは、今も繋がっている人も多いし、彼らから、人生の大きなターニングポイントになったという話も聞いています。この話の内容を簡単にまとめた、写真アルバムの小冊子(下の写真)があります。興味のある人は、このホームページからもリンクを見ることができますので、ご覧になってください。<ここをクリック>