最近は、インターネットなどでも、食に関する知識がたくさんあり、以前よりは多くの人が、正しい食を知るようになりました。

しかし一方、断片的な知識や偏った知識で、返って健康を悪くする人もいます。例えば、「ご飯をしっかり食べろ」という説と、「ご飯は炭水化物で食べ過ぎるな」という説があり、まあ、どちらかが間違っているのですが、私は前者派です。

けれどこの頃、正しい食は、本当に人を健康にできるのかな、と思うこともあります。家族を幸せにできるのは、正しいより、優しい食ではないか、と。ちょっと健康面ではマイナスなんだけど、家族を喜ばせる食ってありそうな気がします。そして幸せ感が健康を生む。「正しい」と「優しい」が戦ったら(笑)、北風と太陽みたいに、優しいが勝つような気がするのです。優しいパワーは、正しいパワーより、ずっと強い。

食だけでなく、全てのことについて、優しさは強いな、と。もちろん、正しいことを知った上で優しさがあるのがベストなのですが、正しさを追求するあまり、優しさを見失う人も多いですね。