理解すると言うのは、分かると言うことなのですが、それがどう言う意味か、理解している(分かっている)人が、どれだけいるでしょうか。分かると言うことを分かりますか?

簡単に言うと、分かると言うのは、知ったことを自分で消化して、実行できると言うことではないかと思います。例えば、嘘をついてはいけない、と教えられたとします。それは、誰でも分かると思うはずです。でも、嘘をつく。これは、嘘をついてはいけないの意味が「分かっていない」と言うことになります。

「ワクチンが良くないのは分かっているんだけどねえ。」と言って、ワクチンを打つ人。これは、良くないと言う意味を分かっていないと言うことになります。ワクチンを打てば死ぬと言われてこれを知った人は、絶対打たないです。分かると言うのは、そう言うことになります。「知っている」と「分っている」は、違うと言うことです。

こうすれば人生が良くなるとか、こうすれば健康になれるとか、人間は何のために生まれてくるかとか、このIT時代には、必要な情報は、ほとんど簡単に手に入ります。問題は、それを理解する(分かる)ことができるかどうか、と言うことになります。身口意の話もたくさんの人にしてきました。多くの人が、なるほど、よく分かります、と言うのだけれど、それを実践できる人は、多くはありません。分かっているかどうかは、実行しているかどうかで分かります。

「知っているけれど」はいいのですが、「分かっている」に「けれど」はつかないのです。