この本は、前から知っていたし、内容もだいたい分かる。でも、買おうとは思っていなかったのが、あるユーチューブを見て、突然買おうと思ったのです。内容は、大きく書くと、
- ジャニーズ事務所
- 財務真理教
- 日航機123便はなぜ落ちたのか
- 日本経済墜落の真相
となっているのですが、この内容は大体わかってるつもり。なので、買う程のことはないかと思っていたのです。けれども、あるユーチューブを見て、この内容に書かれていることが、これからの日本にとても大事だということ、そして、筆者の森永卓郎さんが、この本に込められた想いを感じたとき、これは買わねばいけないと思うと同時に、自分も何かしなければいけないという想いがしたのです。
ご存知の方も多いと思いますが、森永卓郎さんは、近年ガンを患い、短い余命の宣告を受けられています。死ぬ前に伝えたいという気持ちで、いわば「遺書」として書かれた本です。ここに書かれている内容は、生きていると書けない内容です。書くと、殺されるか抹殺されるかするからです。でも、死を覚悟した人間にとって、消されることは大きな問題でなく、なんとか人に伝えたいという気持ちの方が、大きくなるのだろうと思います。
卓郎さんは、この本を通じて一番望んでおられるのは、マスコミやメディアの覚醒、そして、私たち国民一人一人の覚醒ではないかと思います。ジャニーズを取り巻く環境で何が起こっていたのか、財務省で何が起こっているのか、日航123便事故に何が隠されているのか、それらは、今、私たちに起こっているほんの一例に過ぎないのですが、そこを知ることで、私たちは今、どんな世界に生きているのかということを、理解すべき時に来ているよ、そして、それを変えるためには、マスコミやメディアが変わろうよ、国民も変わろうよという、悲壮なメッセージであると受け止めました。
卓郎さんは、この大きな流れを変える簡単な方法を提示されています。私は、それを、日航機事故のフライトレコーダーの開示を要求すること、なのだと受け取りました。さて、私たちは変われるでしょうか。