Z世代とかα世代とか言われても、なんのことか、どんな人たちか、ピンと来ない。アルファ世代は、インターネットに加えて、AIで生まれ育った16歳以下の人たちのことらしい。日本人は、平成とか令和世代と言ってもらった方が、まだ、何となくわかるような気がする。

何度も書いていますが、私たちが1991年にニュージーランドに移住をした35年前、インターネットもケータイもありませんでした。平成が始まった頃です。バブルと共に、昭和が終わりました。そう考えると、昭和という時代は、アナログ最後の時代と言えるのかも知れません。毎日SNSを見ていると、もう、私たちは、アナログの時代には、戻れないだろうなと思います。確かに、インターネット断捨離する人もいるのですが、それだと、世の中にはついていけない。いいじゃないか、仙人のように雲を食べて生きればいいよという考えもあるかも知れませんが、どうも、みんなができることではなさそうです。

昭和は、別の言い方をすると、人情があった時代と言ってもいいと思います。今の新しい世代のように、どこか冷めた論理性も悪いことではないと思いますが、こればかりは、体験しないとわからないことです。肌で、違いを感じるのです。においとか味とか温もりとかそんなものがあった時代です。手元に、脚本家の倉本聰さんが書いた、「昭和からの遺言」という本があります。これは、ノスタルジーではない。昭和の時代にはあった、人として良きものが、失われていく寂しさとか危うさとか、そんな警告のような気もします。

私自身は、昭和という時代に生まれ、昭和という時代に育ったことを、とてもラッキーだと思っています。だから、今、時代が、ネット社会、情報社会になっても、大丈夫です。それには、動かされない何かが、自分の中にあるように思うからです。だから、時代の呼び方は変わっても、死ぬまで、昭和で生きていこうと思います。

去年は、昭和100年でした。次の昭和100年が始まります。